さんたさんのえにっき

ふるよにのはなしをします

【過去記事】毒鎌(ウツロ軸)解説

※これはシーズン2の記事です。

筆者が思い出として保存しているだけで、おそらく現時点ではもう役に立たない記事です。

十中八九時間のムダなのでオススメしませんが、それでも読みたい奇特な人はどうぞ。

 

                                     

 

みなさんこんにちは。さんたです。
当ブログ初記事になります。
気が向いたときに更新していこうと思います。今後ともよろしくお願いします。

さてさて!本記事はデッキ解説となります。今回ご紹介するデッキは、

奪い蝕み塵と成せ
--灰塵コントロール毒鎌--

です!

 

・毒鎌(ウツロ軸)ってどんなデッキ?
相手のリソース(オーラ・フレア・ライフ)を徹底的に剥奪し、毒と畏縮(重圧)で相手の選択肢を奪って行動を管理し、最後は灰滅によって不可避の死を齎すデッキです。
…要するに、毒針を添えたウツロです。

 

・基本構築
灰滅、魔食、自由枠(虚偽、叛旗)
飛苦無、毒針、刈取り、黒き波動、重圧、影の翅、遺灰呪

 

・各カード解説
-灰滅

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みんな大好き灰滅。鎌軸でこれ以外の勝ち方ってあるんですかね。
焦燥でダメージを受けるとライフ/オーラをそのまま灰滅のコストに変換できることは覚えておきましょう。焦燥ライフ受け→宿し×n→灰滅、は頻出手筋です。

 

-魔食

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鎌軸で勝つなら必須だと思います。フレアの溜め込みを阻止します。
これを表にすると相手は非常に麻痺毒を吐きにくくなるはずです。
無理なライフ受けをして強引に早く開ける必要性はありません。自ライフをたくさん残したまま開ければ、結果的に効果を発動する機会が増えます。余裕を持ってゆっくり開けましょう。

 

-虚偽

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自由枠です。何か他の切り札を入れたい場合はこれを抜きましょう。刺りそうな相手には叛旗で。
最強クラスの防御切り札です。攻撃後効果が強力な攻撃、適正間合いが1つしかない攻撃に対し非常に有効です。また、距離縮小(近1)は一見地味ですが、強力な後退手段を持たない相手には非常によく刺さります。基本動作の「後退」にはオーラを必要とするため、魔食や遺灰呪でオーラを剝ぎ続けるウツロと非常に相性の良い防御札です。
(魔食や遺灰呪で相手のオーラをカツカツにすると相手は後退リソースを失います。さらにウツロは相手のフレアを圧迫する能力も非常に高く、大技を撃つフレアが足りないことも多いでしょう。間合い2フレア6からオーラのある状態で離脱→宿し→月影落を撃つのと、魔食や遺灰呪でオーラを破壊された上で虚偽をケアしつつ離脱→纏い→後退→纏い→宿し→月影落を撃つのでは雲泥の差です。)

 

-叛旗

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浦波、不完全、反駁あたりが怖いときに。

 

-飛苦無

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2/2は強い。この一言に尽きます。
刈取りを先に撃つと飛苦無がライフに通りやすくなりますが、飛苦無を先に撃つと相手のフレアを刈り取りつつダストを肥やせる可能性が上がります。灰滅や遺灰呪で打点が足りなさそうならライフに通す努力をしてもいいですが、そうでなければ飛苦無先撃ちで問題ないと思います。

 

-毒針

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間合4の強い札。毒鎌の数少ない毒要素。
刈取り等を使って連撃した後の殴り返しを、このカードによるドローロックで緩和します。
困ったら麻痺毒→弛緩毒→幻覚毒の優先順位で送りましょう。

 

-刈取り

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フレアを剥ぎ、相手の対処次第ではライフすら剥ぎ取る悪魔のカード。これと飛苦無があるフリをして毒針を撃つと、何故か毒針がライフに入ったりします。
他の攻撃札の後に打って、相手のフレアやライフに通せる形が理想です。

 

-黒き波動

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赤い札を当てるために対応を落とすカードです。
相手の再構成の直前に毒を叩き落とすことで、嫌がらせをすることもできます。

 

-重圧

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灰塵になったら使えるときに使います。灰塵じゃなくてもフレアやライフに通るなら使ってもいいです。
相手に毒を抱え込ませたうえで畏縮させると相手の取れる行動が大きく減り、相手の行動を非常に読みやすくなります。
読み通りの行動を相手がしてくれると、自分が天才になったような気分になれます。楽しいです。

 

-影の翅

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連撃の起点です。
これと赤いカードがたくさん揃ったら一気に投げつけます。

 

-遺灰呪

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二巡目以降、引いたら撃ちます。3/-。強いです。
モリモリ叩き付けて後退や宿しを阻止しつつ、麻痺毒を吐けなくしてやりましょう。
ライフをダストに送る効果も当然強いです。


・基本の立ち回り
1.まずは3ターン目に攻撃札をたくさん揃えて殴ります。
2.あとは遺灰呪を撃ちながら手札が揃い次第相手を殴ったりして誤魔化します。刈取りは極力フレアを落とし、相手の切り札によるリーサルを先延ばしにするように動きましょう。
3.フレアが貯まったら魔食を開けます。
4.一巡を①遺灰呪を撃ってしゃがむターン、②重圧を撃ってしゃがむターン、③相手を殴るターン、の3つに分類して、それらを行える時に行います。
5.虚偽を構えてゲームを引き延ばしつつ、ダストを肥やし遺灰呪等でライフを削ります。

6.灰滅で勝ちです。

 

・切り札選択について(ちょっと上級編です。読まなくても回せます)
「ダストを肥やしたいなら流転の方が優秀じゃないの?」「毒なら滅灯毒とか入れたくなる!」と思われる方もいるでしょう。しかし、これらを採用しないことには明白な理由があります。
まず、チカゲとウツロが持つ切り札を分類して列挙します。(生きる道は別デッキになるため除外します)

先に開けたい切り札:魔食、滅灯の魂毒、流転の霞毒、終末(?)
最後に見せる切り札:虚偽、叛旗の纏毒
唯一の勝ち筋(確定枠):灰滅

このうち、灰滅と魔食は95%確定枠です(ないとほぼ勝てないので)。つまり、なんとなくこのデッキのことを分かっている相手であれば、「十中八九両方とも採用しているだろう」と読まれるでしょう。
さて、ここで問題です。

Q.
序盤にオーラ5の相手が毒針(1/1)、飛苦無(2/2)、刈り取り(2つ結晶移動)を全てオーラで受けました。このタイミングで「ライフに入るから」と流転の霞毒を打つと、今後苦しい展開になることが想定されます。理由は2つありますが、それは何でしょうか?
(相手の対応はないものとして考えます)

A.
①ダストを肥やして勝つデッキなのに(フレアを消費したため)魔食を開けるのが遅れ、さらに相手にフレアを与えてゲーム展開を加速させるため、ゲーム全体で相手がダストに落とす結晶の量が減る。
②全ての切り札を相手に読まれ(=こちらに防御札がないことがバレて)、非常に相手が行動しやすくなる。

①のゲーム展開の加速については他の切り札に適用して考えることは難しいですが、フレアを吐くことで魔食の展開が遅れることは想像に難くないでしょう。滅灯毒も開けるとフレア8です。どちらも早く開けたいのに、どちらも開く頃には相手はリーサルプランを立て始めている頃でしょう。
また、②もウツロにとっては非常に重要です。ゲームを引き延ばし魔食を当て続けることで有利になるウツロにとって、「対応があるかもしれないからリーサルに踏み切れない」という圧力は非常にプラスに働きます。ふるよににおいて「フレアを吐き切ったのに倒せない」という状況はかなり苦しいです。下手に死なない月影なんて打って来ようものなら、返しの灰滅で倒してやればよいのです。
以上の理由から、基本的には虚偽・魔食を採用するのが勝利への近道と言えるでしょう。終末はよくわかりません。許してください。


・おわりに
自分はそれほどウツロに詳しくないのですが、ウツロ軸のデッキの組み方・回し方に関する解説をあまり見かけなかったため、先日毒鎌で優勝できた記念も兼ねてビクビクしつつ書いてみることにしました。有識者の方によるツッコミをお待ちしております。
相手の選択肢を奪えば自分の読み通りにゲームが進みやすいため、回していて非常に楽しいデッキです。環境に忍がいなければもっと楽なんですけどね。纏いながら攻撃されるとウツロは非常に厳しいです。どうすんのあれ。
質問があればtwitter ( https://twitter.com/LordSantaGG ) のDMにでも投げてもらえれば反応します。

ありがとうございました!

 

 

ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/rule.html